お知らせ 2015年3月27日

『SRI一橋単価指数』に関する説明会を開催

株式会社インテージ、国立大学一橋大学経済研究所、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会共同「流通・消費・経済指標開発プロジェクト」は、2015年3月27日(金)インテージ秋葉原ビルにおいて、「新商品の情報も加味した価格指標(SRI一橋単価指数)に関する研究成果」説明会を開催し、一橋大学の阿部修人教授を中心に行った本プロジェクトの成果について、中央官庁はじめ、関連するメディアを対象に新しい指標についてのくわしい説明を行いました。

新しい指標(SRI一橋単価指数)では、従来のSRI一橋消費者購買価格指数において、POSデータの数量情報を利用することで可能となった「代替効果」に加え、これまで計測が困難とされた「新商品効果」(前年に存在していなかった商品(新商品)と今年存在していない商品(消滅商品)の価格変化)も考慮にいれた指標となっています。新商品効果の計測にあたっては、「SRI」データによるカテゴリー容量単価を利用し、容量調整などの実質値上げも含む指標となりました。

説明会では、阿部教授より単価指数作成にあたっての考え方や、小売店において新商品のアイテム数が全商品の4~5割を占めている現状では、「新商品効果」が物価に与える影響が大きく、既存の経済指標に比べ、より消費者実感に近い物価変動が観察されていることが紹介されました。

質疑応答では、国の公式CPI(消費者物価指数)との違いや、単価指数のメリット、デメリットについての質問が多数寄せられ、本指標に対する関心の高さがうかがえました。

『SRI一橋単価指数』に関する説明会

※ 本日の発表内容は、一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構のHPのニュースレターにも掲載されております。

また、以下より、セミナーの資料をご覧いただけます。