SRI一橋大学消費者購買指数とは?

新たに開発された経済指標です。
一橋大学経済研究所、一般社団法人全国スーパーマーケット協会、株式会社インテージの三者が協働で、データ収集や分析に取り組んでいます。

動画でわかる SRI一橋大学消費者購買指数

2つの指数

2つの指数

支出指数の活用事例

「平成28年熊本地震」は、全国の消費者の支出にどの程度の影響を及ぼしたのでしょうか?
地震が起きた日を含む週(2016年4月11日週)の支出指数は、+0.03pts。
東日本大震災や消費増税後と比較すると支出指数の動きは小さくなっています。
よって、食品や日用品への支出については、全国的には目立った動きは見られなかったものと考えられます。

支出指数の活用事例

4つの特徴

4つの特徴

「継続商品」「入れ替え商品」について

「継続商品」と「入れ替え商品」という視点から、全体の支出や容量単価の変化をそれぞれの効果に分解して理解できるというのも、SRI一橋指数の特徴の1つです。

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ①

一橋指数では新商品(前年の同週にデータ発生のなかった商品)と、既存商品(前年の同週にデータ発生があった、継続的に販売されている商品)を分けて考え、それぞれについて指数を要因分解できるようになっています。

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ①

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ②

ある週から1年前(=前年同週)を見て 1年前にあって当週にない または 1年前になくて当週にある商品を 「入れ替え」商品 と定義します。
※データとしての有無であり、市場に存在してもデータとして発生しない(購入がない)商品はカウントされません。

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ②

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ③

「継続商品」か「入れ替え商品」かは、SKUコード(JANコード等)が変わっているかどうかがkeyとなります。商品そのものが変わっているか変わっていないかではありません。

「継続商品」と「入れ替え商品」の考え方 ③

「支出指数」「単価指数」の要因分解

「継続商品」「入替商品」という視点、支出や単価に対する「数量」と「価格」という視点から、「支出指数」や「単価指数」の変化はそれぞれ3つの要因に分解することができます。

「支出指数」「単価指数」の要因分解1 「支出指数」「単価指数」の要因分解2